3.11から始まったエネルギー問題を議論するための基礎知識
現在、原発を止めろだの、太陽光発電やれだのいろいろ議論しているが、マスコミからの非常にすくない真実ともわからない情報と過去の知識を元に意見を言っていたが、正しい意見を述べているか 不安になってきた。もう 一度現在の技術レベルと過去からの歴史を整理し、正しい意見を述べられるようにするため以下の3冊読んでみて、いかに知識不足か認識し、もう一度正しい意見を発信しなおすことにしたい。ぜひ皆さんも読んでみて欲しい。それなりの価格なので図書館で借りてもOKだとおもう。１，２については 国東市安岐図書館で借りられます。
１、図解入門よくわかる最新発電・送電の基本と仕組み
木舟 辰平 (著) 価格： ￥ 1,680
発電は原発から火力･太陽光･風力･家庭用燃料電池まで各種網羅、税金からそれに伴う補助金制度と現在議論されている発電送電にからむほとんどの内容を網羅、わかりやすく解説されてます。基礎知識としてぜひ。 3.11以降に発行されており、関連した表現も多いです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%85%A5%E9%96%80%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%83%BB%E9%80%81%E9%9B%BB%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%A8%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF-How%E2%80%90nual-Visual-Guide-Book/dp/479803181X
２、日本人は原発とどうつきあうべきか 田原総一朗 (著) ￥ 1,365
あの「3・11」から間もなく1年（平成23年12月下旬現在。原発事故の“戦犯”である東京電力幹部、経産省幹部、担当大臣、識者などへの取材を敢行し、問題の核心に斬り込む。原発事故の本当の原因は何か。「放射能汚染」の実態とは。日本にエネルギー戦略はあるのか――。いまこそ日本国民が知っておくべき真実を提示する。･・各インタビューに答えた方は科学的に、事実は事実としてしっかり受け止めており、信頼が置けると感じた。
３、本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) 養老 孟司、 竹村 公太郎
￥ 798 (2008/9/13)
発行は2008年9月と3.11震災の起こる前だが、世界の歴史からみたエネルギー･水･食料などの一番大事な基礎知識、コレを読まずにエネルギー･資源問題を議論すれば、日本･世界の50年後を見通す長期的な議論は難しい。最初から 人類史はエネルギー争奪の歴史と 一発なぐられたようになる。･エジプトの文明の終焉・平城京･平安京の遷都･第二次世界大戦もエネルギーが非常に重要だったことがわかる。
以上を読むと官僚･大臣も非常にまじめに問題に取り組んでいるとおもわれた。誰も好き好んで原発をやろうとはしてない。資源のない日本でいかに安いエネルギーを供給するかに取り組んでいることがわかる。ただし、一部の仕組みが硬直化していたこと、津波への評価が遅かったことで、原発のシステムの改善がなされなかった。そこを解決しなければダメであることはあきらかだが、その一番の問題を明らかにせず、マスコミは薄っぺらい表面的な情報を流し原発反対の世論をあおっている気がする。･・これはまるで 第二次世界大戦時 国民総玉砕･神風思考とおなじではないか。相手を知りそれにいかに対応していくか 全てに通じること。この3冊をおススメします。
