ハイブリッドってなんで燃費がいいの?その1

車のハイブリッド、これってなんで燃費がいいの?って思いませんか?
燃料は同じガソリンをエンジンで燃やして力をだしてる 普通は走る分に使うだけ。
ガソリンの熱を エンジンの効率で損して あとは変速機なんかの効率があってさらに少し損する。
これを走行抵抗、タイヤの抵抗とか空気抵抗が消費する。坂を上れば 上る分のエネルギーも追加。

ハイブリッドになると エンジンでガソリン燃やした力の一部で発電器を回す。発電器の変換効率で損する
。できた電気でモーターを回して力を出すがここにもモーターの効率90%か95%とかで目減りする。どう考えても発電器ーモーターが間にはいるだけ損じゃないか?。ついでに発電したのをバッテリーに充電すると、充電してバッテリーから取り出すときも効率落ちる。・・・ここの充電放電の効率は何%か自分は知らないけど90%もいかないと思う。
ついでに、発電器・モーター・バッテリーが重くて、タイヤの走行抵抗は間違いなく増える。おまけに坂をあがる時、重い分しんどいわな。試しに自転車で10キロくらいの荷物を積んで坂道登ってごらん。重くて登るのがいやになるもんね。
種あかし しますね。車ってエンジンの力で押すだけじゃなくて、止まるときなんか、ブレーキかけてますよね。ブレーキはだいたい車輪の中にあります。車全体の重量がある速度で走る速度のエネルギーをブレーキで熱にかえて、ブレーキの周りの空気をあっためてるだけ。これってホント捨ててるだけのエネルギーなんです。もったいない。
じゃあってことでブレーキのときハイブリッドのエンジンにくっついてる発電機に力をかけて発電してバッテリーを充電してやる。加速のとき、充電した電気でモーターでエンジンの助けをする。車の中でエネルギーのリサイクルやってるわけだな。当然ブレーキのときのエネルギーは、発電〜充電〜モーターと損してるけど、それでも捨てるよかよっぽどマシで、全体の燃費は向上する。
当然車輪についてる普通のブレーキは 少し楽になります。この辺、足で踏むブレーキと発電機のブレーキがうまく協調して動いてくれないと、いきなりガッツンと勝手に発電器がブレーキかけちゃ困るんで、足ブレーキの踏み方にあわせて うまーく電子制御かけてる。
というわけで、平地を延々と一定速度で走るならブレーキをかけることもないからハイブリッドもあまり効果はない。単なるオモリになってるだけ。信号停止やらなんかで、ブレーキをしょっちゅうかけてると、燃費に差が付くわけだ。
うん?普通の車でもブレーキを最低限にすれば燃費はよくなる?って気が付いた方、大正解
先の方の信号が赤になったらアクセル踏まずに惰性で近づくってのは効果あります。
困るのが山の下り、ブレーキかけっぱなし=発電し続けるわけで、バッテリーがいっぱいになっちゃう。といってバッテリーを大きくすると、今度は平地や上りで重くなって意味が無い。
で、適当なとこで発電機・モーター・バッテリーの大きさを決めるわけ。

ちなみに今度 本田から出たハイブリッド車は追加するモーターとバッテリーを最小限にして、軽く、コストも安くしてる。でもバッテリーが大きくないからリサイクルできるエネルギーは少ないんでちょっと燃費が悪くなる。でもはバカ高いクソ重いバッテリーが少なくできる、安いし、車体が軽いから、スイスイ走れる。
バッテリーって当然寿命もあるから、交換って大変だよね。(バッテリーの廃棄・リサイクルも超大変なんだな)。安ければみんなが燃費のよい車に乗れる。本田の発想って 案外いいんじゃない?。
・・・・・実はまだお話は続く・・・・。
本田インサイトの情報はこちら http://www.honda.co.jp/INSIGHT/qa/