テオヤンセン展

オランダの芸術家 砂浜で風を動力として動くビーチアニマルってやつを作ってる方、大分市美術館の展覧会いってきました。動画でも結構有名です。で、これ 見に行って大正解でした。メカ好きにはおススメです。 http://theojansenoita.net/


 コンセプトがアニマル=動物なんで、進化をた、どってます。有名なあのカニみたいにカシャカシャ動くってのだけじゃないんです。尺取虫?イモムシみたいに動くやつなんかも進化の途中であって、それも展示されてます。
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風を食べる(動力にしてる)ってのがどんなもん?これも進化してます。
 その1、帆になるもので風をうけて進む。 ・・基本 風下にしか動かない
 その2、直接 回転運動にする・・プロペラで受けて脚を動かす   風に対して横向き。場合によっては風上にも進む。
 その3、羽根などで風をうけてポンプを動かし、圧縮空気をためてから動かす。   どっちにでも進めるし風がなくても動く 
 その4 風を受け始めたら羽根を広げる

さらに、その1だと進む方向はきまってますが、2や3だと最初決めた方向にうごくだけじゃないんです。
 ・壁や土手にぶつかりそうになると 触角がぶつかり動きを反対に切り替える。
 ・海にはいろうとすると 同じく水のセンサー(パイプ)に水が触れたら、逆方向に進路を変える。
 これ以外にもいろいろあって、まさに生物。これ電気とかまったく使ってません。機械的な力・羽根・クランク、脚、シリンダ、ポンプ・空気圧のチューブ、空気をためるペットボトルなんかで構成されてます。素材は電気配管用のパイプのサイズ違い各種と固定用のヒモやインシュロック類、空気圧伝達用のビニールチューブとペットボトル、羽根のビニールシートなど素材の種類が少ない分、生き物に近く感じられます。残念ながらデモンストレーションでは数歩しか動かせませんが、間近で動きをみれます。(1時間に1回)・・写真・動画は取り放題。あまり実機を動かせない分、液晶画面をいっぱい置いて動画を数多く見れます。DVDの上演もやってました。
いや、これ、すごいです。たったこれだけの素材から ここまで進化させてこんなにデカイものまで作ったとは・・。次はどんな風に進化するんだろう・・。いやぁ良いもんみましたわ。・・2時間ほどいましたが、見飽きません。9月30日まで開催。 また見に行くかも。
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・・これと180度方向性が違うのがAIを組み込んだ甲殻機動隊タチコマ か。