電動アシスト自転車

今時の電動アシスト自転車バカにできない。時速15キロまで1対1のアシスト、25キロでアシストゼロになる設計だが、その出力は最大250wもある、実は自分の最大連続出力は200wしかない。250wのアシスト楽に出力が倍になり かなり強力だ。時速15キロ以下なら2倍の力でのぼれるわけ。自分はロードレーサーで平地は30キロくらいで走ってるけど、普通の坂だと15キロくらい。急な坂だと15キロでないことは多い。10%勾配の急坂では10キロがいいとこ。つまり急坂だと電動アシストに軽く置いていかれる、一番しんどい坂のとこで汗をかかずに走れるわけだ。ちなみに400wてのはプロのトップクラスの選手が連続で出してる出力くらいだ。・・・恐ろしい。
実際、平地ではアシストの切れる25キロ程度と遅いくせに 坂になるとアシストを頼りに軽々昇ってくる。坂でなんとなく早い買い物自転車だとおもって、抜いて行ったら電動アシストだった、抜いたら 対向意識を燃やされ、キツイ坂で、あおられ えらい目にあった。ゆるい坂になるのを待って、死ぬほど漕いで逃げた。電動アシストを坂で抜くとえらいことになる。
で1回の充電で走れる距離、普通のやつで普通の道を走ると30キロ 60キロ、長いヤツは120キロ走れる。これは電池の容量できまる。長い距離走れるやつなら通勤・通学は充分だ。(坂が多いとヤバイかもしれんが)カタログはこっちを見て欲しい。http://cycle.panasonic.jp/products/electric/index.html
で問題は価格、120キロ走れるやつは12万6千(リチュウムビビEX)、60キロのリチュウムビビDXは10万、30キロのアルフィットビビで8万円、もろ価格の差が電池容量の差になって、走れる距離が変わってる。もう1つの問題はリチウム電池だ、ノートパソコン使ってる人はご存知のように突然死ぬ。大体毎日使ってると3年も持たない。・・3年ごとに電池交換は痛い。120キロEXで電池が4万、60キロのDXで3万。なんとか買っても電池寿命でお蔵入りになることが多い。
で、今度、東芝から新しいリチュウム電池の量産化が発表されたhttp://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_12/pr_j1102.htm
出力・容量はちょいと低くなるのでバッテリーが重くなる。で電池の寿命がほぼ10倍になる。これなら電池の寿命交換を気にしなくてすむ。すばらしい。充電もなんと5分で出来る能力がある。今までは最低でも2時間かかっていた。まぁ充電器の容量も問題になるのでせいぜい30分だが、これでもすばらしい。朝起きて充電開始すれば食事の間に充電終わっている。遠出をしても休憩中に充電できるじゃないか。充電を短時間にできるってことは、大きな電流を瞬間的に流す力もある。短時間なら大きな力が出せる。加えて安全性も上がっている、電極の片っ方がカーボンから酸化物に変わってるので燃える可能性が大幅に減った。これで普及がすすめば、電動アシスト自転車事情も変わってくるかもしれない。
もちろんこの電池、大電流を流せて、火が出る可能性が低いので ハイブリッド自動車にもいいが、大量にのせるのに値段が問題だろう。(コストの問題でニッケル水素電池が主流です)

さっそく、採用したシュウインの自転車だが まだ電池の量産実績がないから信用されてないんだろう、売る気のない3200ドル(35万円?)http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_09/pr_j2401.htm そのうち数がでて安くものも出て来るだろう。期待してるぞ。東芝さん。!!