なんとか長距離、自転車で走りきるには・・。

昨年、一昨年と忙しくて自転車に乗れる時間がわずかで、力は落ちるばかり、昨年のツールド国東も高田への下りで脚がつるし、昨年からまったく走れてなかった。これじゃ完走できないってことで、とりあえず3月半ばから急速に週末、距離を稼いで、ダマシダマシゆっくりでもいいから160キロ走りきれるようやってきた。脚力・心肺能力が落ちてるから、絶対無理をしないってことだけ考えてきた。幸いなんとか今年もAコース走りきることができた。その秘密は何か・・・(落ちた脚力でどう走りきるかってことね)

で、どんな力が落っこちるのか、自転車では前傾姿勢で脚をお腹に近づけて100回転とか120回転で動かすが、普通の生活ではそんなことありえない、だから脚を引き上げる力がどーんと落っこちてしまう。踏む力は、立ってあるいてりゃ多少は残ってる。・・・歳とったら、小さな段差でつまづくのは これと同じ理由。(あーどんどん年寄りになってるんだ・・)

てことで、やったのは以下のこと。

1、踏む筋肉を軽く使うためにその1、
  もう一つは前傾姿勢(下ハンドルを握る)で自然に上体の重さでペダルが踏めるようにした。

2、踏む力を軽く使うためにその2
 上り坂などタチコギをうまく利用する。単純にペダルの真上に体をもってきて、体重で踏む。他には力はいれない。あまり早く踏まず、呼吸とあわせるくらいで。
 座った状態でも ちょっと強く踏む必要があったら 腰をわずかにサドルから上げて車体をわずかに振って体重を生かしたペダリングに終始。もちろん多少車体も体もぶれるが贅沢はいえない。
 (立ち上がったら風当たり増えるもん・・)

3、下ハンドル持って 風あたりを減らす。
  向かい風がちょっとでもあれば下ハンドルを握って風当たりを減らす。 普通、下ハンドル持つと前傾姿勢で 首がきつくなるけど、そこは新しく買ったOGKのヘルメットが軽量だし、下むいてても、OGKのサングラスがヘルメットにうまくはまり込む形状なんで、前方視界は確保しやすかった。上目遣いだけどね。それとヘルメットの後方が受ける風の通りが良くて抵抗が少ないこともあり 首は思ったより楽だった。

4、ペダルの回転数を上げない。脚を引き上げる筋肉がゴッソリ落ちてるんで、最高でも毎分90回転、巡航は80回転程度、後ろについたり、くだりは70回転まで落として 一番弱い引き上げの筋肉を温存する。

5、無理をしない
  大きな力を出し続けないことは、皆すぐ理解してくれると思う。少し軽めにして、ずーっと回す、たまに脚を止めると血液の流れが止まるんで、疲れて脚が止まらないような力で続ける。・・脚がつりそうなとき、動かしたほうが回復が早いこともある・・つまり走りながら休む・・最初は脚を止めるのが楽だったんで 何でやねんて思ってましたが、ちょうど良い力でずーっと淡々と走ることが大事みたい。限界をこえると脚を止めないとどうしようもなくなるけど。

本来、きちんとトレーニングして心肺機能を上げて、回して走れる筋肉、体をつけることが大事なんで、ここに書いた方法にばかり 頼ると練習にならない。でも自転車の乗り始めの方が、なんとか長距離走りたい時や、途中でヘタッてとにかく帰んなきゃなんない時には使える技だと思う。・・自分はいつもヘタってましたからこんな技ばっか身に付きました(笑)。