リムテープも大事なんです。
普通の自転車のホイール(クリンチャー)には、リムの底にリムテープってやつがハマってます。これ、リムの穴の角でチューブが傷ついたり、チューブがリム穴に入り込んで変に広がってパンクしないようにするものです。でこのリムテープ自体、痛むとリムの穴の形にへこんで、交換するってのは皆さんご存じかと。もちろんホイールサイズとリムの幅に合わせて選ぶわけですが 厚さも、堅さもいろいろ。もちろん丈夫なほうが良いけど・・それ以外の注意は?。
実は、タイヤの入りやすさに大きく影響するんです。スンごくタイヤが入りにくくて苦労したことありませんか?。タイヤレバーが折れたり、死ぬほど苦労していれたら、タイヤレバーでチューブ痛めてて、やり直し〜ってことも。 それ もしかしたら、リムテープ交換でなんとかなるかもしれません。
タイヤがハマりにくくなるリムテープの特徴は 材質が堅いリムテープ、厚いもの2つ、特に堅いタイプは、リムの底から浮いてしまい、タイヤが相当入りにくくなっちゃう。写真 バルブ穴のとこ 青いリムテープの下 リムとの隙間がありますよね。多分2から3mm、これだけあると タイヤを入れる時かなり しんどくなる。
・・乗ってるうちにリムの形になじんで問題なくなる場合もあるんですけど。新品時はめっちゃ辛い。同じように厚いリムテープは入りにくくなります。写真はバルブ穴のとこでみたとこ、リムテープの下に隙間がありますね。これシマノのリムテープ。
・堅いタイプの代表 ミシュラン、シマノ リムテープ自体をはめる時も苦労します。でも厚さ0.5mm、堅い分チューブの保護性能は高いから安心。ミシュラン・シマノともにバルブの穴が余分に長くなってるんでリムのバルブ穴の角をきちんと処理しないとアウト。
・厚いタイプ パナレーサー ・・材質は柔らかくはめやすいんですけど 厚さは0.7mmある。
・薄い・柔らかいタイプ ビットリア・・厚さは0.5mm これが一番はめやすい。薄いし、しなやかで浮き上がらない
写真上からミシュラン・パナレーサー、ビットリアです。
自分はこういう時はビットリアを使ってます。軽いし。通常はシマノやミシュランです。しっかりしてるから。もちろん、新品のタイヤはどうしてもハメにくいですが、1〜2日なじませるだけでもで微妙〜に伸びて よくなることも多い。ぜってー無理!!って時はリムテープにも目を向けてみてくださいね。
・・なお チューブレス用ホイールで リムテープを省略しちゃってチューブを使う時は、バルブの穴の角にチューブがあたるので、角にトンガリがあっちゃパンクしちゃいます。で 傷が付かないようにトンガリをわずかに削りますが、穴の周りを削りすぎたり、傷をいれないように・・チューブレス用のバルブを組んだ時、空気漏れ起こすかもしんないから。
暫定処置で いらないチューブでワッシャを作り挟む方法もあります。(ただし、タイヤとリムの間に変に挟まらないようご注意。大きすぎはトラブルの元)
堅いリムテープ。リムにハメた時 バルブの穴の位置がずれると直すのがたいへんですが、ドライバを使って直す手はあります。(ドライバなどをリムとの間にいれて浮かし ドライバーをぐるっとリムの周り 1周回すと、リム穴がずれていきます)
↓ あー、リムテープが左にずれちまったの図。
↓ こういう風にリムとリムテープの間にドライバを入れて、ドライバーを右へ一周させると
↓ ほーら リムテープが右へずれて ぴったり!